Office365とはMicrosoftが全世界で提供するクラウドサービスです。
- メール(Exchange Online)
- スケジュール(Exchange Online)
- 文書・情報共有、社内ポータル(SharePoint Online)
- 会議システム(Lync Online)
- Officeソフト(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Access、Publisher、Lync)
これらの、これまで数千万かけてサーバー構築をする必要のあったサービスを安い月額料金で利用できるクラウドサービスとして提供されています。
価格は「1ユーザーあたり、月額」 330円 ~ 1,980円 で提供されています。
Office365の各プランの比較
概要の比較はコチラ http://office.microsoft.com/ja-jp/business/FX102918419.aspx
詳細な比較はコチラ http://www.microsoft.com/ja-jp/office/365/plan.aspx
代表的なプランは以下の通りです。
- スモールビジネス
- 電子メール
- Small Business (Small Business Premium)
- 中規模およびエンタープライズ
- Midsize Business
- Enterprise
Office365導入事例
マイクロソフトのWebサイトでOffice365の導入事例を紹介しています。
Office365 とGoogleApps および他社サービスとの比較
マイクロソフト公式比較資料
Google Apps の目に見えないコストを確認する(PDF)
中小企業が業務に Google Apps ではなく Office 365 を選択すべき上位 10 の理由
クラウドベースの生産性ソリューション選択に関する技術的な考慮事項
以下のようなムックも発売されています(発売当初からサービスがどんどん変わっているので参考程度にどうぞ)
Office365Roomでも比較してみました
別ページにまとめました→Office365 と他社サービスとの比較
何を比較すべきでしょうか?
・メールサービスの機能
・利用可能なDisk容量
・ポータルサイトが作成できて使いやすいか
・スケジュール管理 共有のしやすさ
・公開Webサイトが持てるか
・技術的なサポートがあるか
・モバイル機器への対応状況
・関連アプリケーション(PC、モバイル)
・既存のMS-Officeファイルが使えるか
・実際のダウンタイムは?
コスト面から考えたクラウドサービスとレンタルサーバーの違い
まずはクラウドコンピューティングと従来のレンタルサーバーとの違いを比較してみましょう。
明確な違いは管理コストです。特にバージョンアップなどの保守作業をユーザーが行うのかが判断基準となるでしょう。
サーバーOSのバージョンアップ、動作しているサービスやアプリケーションのバージョンアップなど
レンタルサーバー:ユーザーが行う
クラウド:クラウド業者が行う
これにはメリット・デメリット両方あります。
クラウドの「OSやアプリケーションのバージョンアップが自動」という事は、
「古いバージョンじゃないと動かない」ようなソフトは使えない
そもそもアプリケーションのカスタマイズがほとんどできない
という事を示しています。その分、管理コストをおさえることが出来るわけです。
このバージョンアップは自動的半強制的に実施され「古いバージョンじゃないと動かない」ようなソフトは使えなくなっていくでしょう。
常に最新版を使うことが出来、メール系クラウドサービスであればSPAM対策やウイルスチェックが標準で搭載されていることがほとんどです。
ただし、自由度ではメリットが逆転します。
ソフトウェア全体を管理できるレンタルサーバー(自社運営)と違って、クラウド(SaaS)はサービスの一部の提供を受けているにすぎません。
全体を把握管理し時にはカスタマイズしたい場合はレンタルサーバーもしくは自社内でサーバー構築をするしかありません。
- レンタルサーバー:けっこう色々、なんでも導入できることが多い
- クラウド(SaaS):与えられたサービスの範囲内で使うしかない