Teamsレコーディング機能2

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こんにちは。
今回はTeams でレコーディングしたデータの保存場所や共有方法について説明いたします。

  • レコーディングデータの保存場所
  • 注意事項
  • レコーディングデータのアクセス権

レコーディングのデータは OneDrive for Business や SharePoint Online に自動的に保存されます。

レコーディングが保存される場所は、会議や通話の種類によって変わります。
どこに保存されるのか知らないと、後からレコーディングを見たい時や共有したい時に探すのが大変ですのでご注意ください。

[OneDrive for Business に保存される場合]

  • チャットでの通話(1対1)
  • グループチャットでの通話(複数)

[SharePoint Online に保存される場合]

  • チームのチャネル内で開催された会議(1対1、複数)

【チャネル会議】

チャネルで行った会議のレコーディングは、 Teams サイトのドキュメント ライブラリに保存されます。
サイトのドキュメント ライブラリにはチームのチャネルごとにフォルダーが作成されています。
会議を行ったチャネルのフォルダー内にある「Recordings」フォルダーにレコーディングデータが保存されます。

※チャネル会議とは、チャネル内の [会議] ボタン から [今すぐ会議] や [会議をスケジュール] で開催した会議の事です。

[レコーディングデータの確認方法]

1. Teams アプリのチャネル内で右上の […] をクリックし、[SharePoint で開く] を選択します。

2 ブラウザーで SharePoint チームサイトが開き、Recordings フィルダーが見つかります。
 ※サインインを求められたら、Teams にサインインしているのと同じアカウントでサインインしてください。

【チャネル会議以外の会議と通話(ビデオ・音声)】

レコーディングはレコーディングを開始した参加者の OneDrive for Business に保存されます。
OneDrive for Business にアクセスすると、「レコーディング」フォルダーが見つかります。

注意事項

2022年1月以降、OneDrive for Business や SharePoint Online に保存されたレコーディングは60日後に自動削除されるようになります。
長期間保存したいレコーディングは自動削除される前にダウウンロードするか、OneDrive for Business や SharePoint Online 上の別の場所にコピー / 移動してください。
※ Teams の管理者は有効期間を変更したり、自動削除を無効にできます。

【レコーディングのアクセス権】

レコーディングのアクセス権は、おおむね以下の表のように設定されます。
レコーディングを開始した参加者は「所有者」に、その他の参加者は「閲覧者」になります。

細かく分類すると、以下のようにアクセス権が設定されます。

  • チャネル会議以外の会議と通話では、レコーディングを開始した参加者にフル アクセス権が与えられます。
  • チャネル会議では、レコーディングを開始したチャネル メンバーに編集アクセス権が与えられます。
  • チャネル会議以外の会議の場合、それ以外の組織内(ゲスト含む)の参加者には、
    読み取り専用アクセス権が与えられます。
  • チャネル会議以外の会議の場合、会議の開催者は(自分がレコーディングを開始していなくても)
    編集可能なアクセス権が与えられます。
  • チャネル会議の場合、レコーディングを開始したメンバー以外の参加者のアクセス権は、
    チーム サイトに設定されている SharePoint Online のアクセス権設定に従います。
  • いずれの場合も外部ユーザー(チームにゲスト登録されていない組織外のユーザー)にはアクセス権はありません。

チャネル会議の場合、アクセス権は SharePoint サイトの設定に依存しますので、よく分からない場合はサイトの管理者に相談してください。

また外部ユーザーには自動的に共有されないので、必要に応じて手動で共有してください。

【レコーディングの共有】

手動で行うレコーディングの共有方法を説明します。
OneDrive for Business と SharePoint Online の手順はほぼ同じですので、ここでは OneDrive for Business を例に説明します。

共有方法として、OneDrive for Business からメールで共有リンクを送信する方法と、共有リンクを取得してチャットなどで伝える方法があります。

[メールで共有]

1. OneDrive for Business で共有したいレコーディング ファイルをポイントして をクリックするか、
 右側の [] をクリックして [共有] を選択します

2. [リンクの送信] が表示されます。
 「宛先、名前、グループ、またはメール」の欄に共有したい相手の名前やメールアドレスを入力します。

3. 共有相手のアクセス権を変更したい場合は、現在のアクセス権の表示をクリックします。
 ※画像例の「このリンクを知っている指定したユーザーにのみ…」箇所

4. [リンクの設定] が表示されます。

以下を参考に、適切なアクセス権を設定してから [適用] をクリックしてください。

  • リンクを知っているすべてのユーザー:リンクを知っていれば誰でもアクセス可能
  • リンクを知っている〇〇〇のユーザー:同じ組織(テナント)にアカウントがあるユーザーのみアクセス可能
  • 既存アクセス権を持つユーザー:レコーディングが保存されている OneDrive for Business や SharePoint サイトへのアクセス権を既に持っているユーザーのみアクセス可能。新規のユーザーはアクセスできません。
  • 特定のユーザー:指定した特定ユーザーのみアクセス可能。新規のユーザーも指定できます。
  • 編集を許可する:ユーザーにファイルの表示のみ許可したい場合はオフにしてください。
  • ダウンロードを禁止する:ファイルのダウンロード(パソコンやスマホへの保存)を禁止したい場合、有効にしてください。

※「特定のユーザー」を指定した際、共有リンクを受け取ったユーザーがそのリンクを他の人に
 転送することがあります。
 その場合、ファイルへのアクセス権を既に持っているユーザーのみがリンクを使用してアクセスできます。

5. 「メッセージ」の欄に、共有相手へメッセージを記入することが出来ます。
 入力した内容は共有リンクを通知するメールの本文に含められます。
 何のレコーディング共有なのか、分かるメッセージを記入することをおすすめいたします。

6. [送信] をクリックすると、共有リンクの通知メールが指定した相手に送信されます。

※ちなみに共有の宛先としてチャネルのメールアドレスを指定すると、チャネルの参加者全員に共有することが出来ます。
チャネルのメールアドレスは、Teams でチャネル名を右クリック(またはチーム名の右側の […] をクリック)して、[メールアドレスを取得] を選択すると確認できます。

[チャットなどで共有]

1. OneDrive for Business で共有したいレコーディング ファイル右側の [] をクリックして [リンクをコピー] を選択します

2. アクセス権を変更する場合は [既存のアクセス権を持つユーザーが…] の部分をクリックして変更できます。

3. アクセス権を選択したら [適用] をクリックします

4. [コピー] をクリックしてリンクをコピーします

コピーしたリンクをチャット(Teams や他のチャット ツール)などで共有相手に連絡してください。
なお、「既存アクセス権を持つユーザー」や「特定のユーザー」を選択した場合は、
どのメール アドレスで共有に招待したのかも合わせて連絡する事をおすすすめいたします。

今回の内容は動画でも紹介しておりますのでご視聴いただけますと嬉しいです。
チャンネル登録もお願いします。

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それでは次回の更新でお会いしましょう。
お疲れ様です。