少し前に、タイトル通りの事を思いMicrosftに問い合わせをしてみました。
すると、
「Office365ポータルへのログオン情報を取得する仕組みは現状存在しません。(鋭意開発中)」
との事でしたので諦めましょう。
。。。とまあ、それで終わりだと寂しいので、なにが取れるかなと調べた所、
■ユーザーがどんな接続方法でメールボックスに接続しているかの取得
【構文例】
Get-ConnectionByClientTypeDetailReport | Select Date,UserName,ClientType | Export-csv -Encoding UTF8 -Path “<出力先フルパス>.csv”
上記コマンドで、テナント内のユーザーが日々、どんな方法でメールボックスに接続しているかを取得する事ができます。
なお、『Select』の部分で抽出取得する項目をピックアップしています。
これで、「皆、どんな方法でメール見てるのかな?」位のふんわりとした情報が取得できます。
用途としては、プロトコル制御をかける(例えばIMAP、POPプロトコルを切りたい、モバイルデバイスからの接続を制限する為にEASを切りたい)現状利用している人が誰か、と言った情報を得たい時に使えるかもしれませんね。
<参考情報>
Title: Get-ConnectionByClientTypeDetailReport
URL: http://technet.microsoft.com/ja-JP/library/jj873752(v=exchg.150).aspx
■ユーザーがいつメールボックスに接続したかの取得
【構文例】
Get-Mailbox -ResultSize unlimited -RecipientTypeDetails UserMailbox | Get-MailboxStatistics | Select DisplayName,LastLogonTime,LastLogoffTime | Export-CSV -NoTypeInformation -Encoding UTF8 -Path “出力先フルパス.csv”
<参考情報>
Title: Exchange Online レポートでの作業
URL: https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/Dn568050.aspx
上記コマンドにて、メールアドレスの最終ログオン、ログオフ時間を取得することが出来る。
が、最終情報しか取れない上に、その情報更新タイミングが微妙。
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< LastLogonTime パラメーターが更新される操作>
1. Outlook で該当メールボックスに接続する。
2. Outlook Web Appで該当メールボックスに接続する。
3. 以下のいずれかの方法を利用し、他のユーザーが Outlook で該当メールボックスを開く。
– プロファイルにアカウントを追加する。
– アカウント設定画面の [詳細設定] にて、メールボックスを追加する。
4. 他のユーザーが、Outlook Web App でメールボックスを開く。
※ Outlook Web App の [他のメールボックスを開く] 機能
5. 他のユーザーが、共有の予定表にて該当ユーザーの予定表を開く。
※ Outlook 起動後、対象の予定表を初めて開いたタイミングで更新される。
※ LastLogonTime は、Lync を利用した場合にも更新される。
<LastLogonTime パラメーターが更新されない操作>
1. Microsoft オンライン ポータルにサインインする。
2. 管理者ユーザーが Exchange 管理センターにて該当メールボックスの情報、設定などを変更する。
3. 管理者ユーザーが、Outlook Web App のユーザー名をクリックし、[他のユーザー] から該当ユーザーのオプション画面を開く、または変更する。
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自分がログオンした以外にも他人が共有スケジュールを見たとか、基本的に何かしらのアクセスがかかればそこで時間が更新されてしまう為、「使用されていないメールボックスを調べる」と言う目的においては有用かもしれませんが、普段から利用されているメールボックスの利用実態を調べるには厳しそうですね。
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