Office365の開発環境につきまして、Office365はほぼSharePoint2010 なので、オンプレミスにSharePoint 2010と同じ環境を作成し、開発ツール(Visual Studio 2010 Professional)をインストールして、開発、デバック、テスト後に、Office365にアップロードします。また、現段階でVisual Studio 2012RC がでているのインストールしてみます。
では具体的に開発環境のインストールする方法を説明します。
以下のツールをインストールしていきます。
- Windows 2008 Server 2008 R2 Fundation X64 メモリ4G
SharePoint 2010 はWindows7でも動作するのですが、今回はサーバを容易しました。各々準備できる環境でお願いします。 - SharePoint 2010 foundation X64 (無料)
SharePoint本体で、asp.net上で動作します。今回は無料で利用できる foundationエディションを利用します。
※SharePointって初めはすごく不思議です。AspxやWebParts等がIISフォルダーになかったりしますが 実はSharePointがSQL Serverに格納しているのです。 - SharePoint 2010 SDK (無料)
ドキュメントやサンプルが付属しています。 - SharePoint Designer 2010 X64 (無料)
簡単にSharePoint内のaspx 等のWeb Page にアクセスして、編集できるツールです。 - Visual Studio 2012 Professional
シェアポイントで最も複雑なアプリケーションを開発できるツールになります。
※Professional 以上が必要になります。 - Visual Studio Ultimate 2012 RC
最新の開発環境をリリース候補ですが試してみるためにインストールします。
詳細ステップ
1.Windows 2008 Server 2008 R2 Fundation X64 メモリ4G がインストール済みのサーバを準備する。
2. sharepoint 2010 foundation X64 (無料) をインストールする。
以下のサイトからダウンロードします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5970
ダウンロードされた以下をクリックしてインスールします。
SharePointFoundation.exe
以下の画面が表示されるので
ソフトウェア必須コンポーネントのインストール(P) をクリックします。
SharePointのインストール前にIIS等のインストールを行います。
SharePoint Foundation のインストール(I) をクリックして
SharePoint 本体をインストールします。
今回はスタンドアロンで十分なので「スタンドアロン」をクリックします。
インストールが終わると構成ウィザードという画面が表示されますので
「SharePoint 製品構成ウィザードを今すぐ実行する」にチェックをいれて「閉じる」ボタンをクリックします。
「SharePoint 製品構成ウィザード」が表示されます。
「次へ 」をクリックする。
しばらく待つと終了します。
「SharePointのサイト」の初期画面が自動で起動されます。
3. SharePoint 2010 SDK (無料)
以下のサイトからダウンロードします。
http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=12323
ダウンロードされた以下をクリックしてインスールします。
SharePointPlatformSDK.exe
以下の画面が表示されるので「Next」ボタンを押してインストールして下さい。
4. SharePoint Designer 2010 X64 (無料)
以下のサイトからダウンロードします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24309
ダウンロードされた以下をクリックしてインスールします。
SharePointDesigner.exe
5. Visual Studio 2010 Professional
以下のサイトからダウンロードします。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=2890
ダウンロードされた以下をクリックしてインスールします。
vs_proweb
SQL Serverは不要なのでチェックを外す
以下のようにインストールがはじまります。
しかしながら「セットアップに失敗しました。」と表示されます。
Microsoft Visual Studio 2010 64 ビット必須コンポーネント (x64)
エラーログの表示すると以下のようになってました。
[07/14/12,10:57:05] VS70pgui: [2] DepCheck indicates Microsoft Visual Studio 2010 64 ビット必須コンポーネント (x64) was not attempted to be installed.
***EndOfSession***[07/14/12,11:36:58] Microsoft Visual Studio 2010 64 ビット必須コンポーネント (x64): [2] Error: Installation failed for component Microsoft Visual Studio 2010 64 ビット必須コンポーネント (x64). MSI returned error code 1603
とのことなので、調査しました。
まず手動で VS_Prerequisites_x64_jpn.msi (英語: VS_Prerequisites_x64.msi )を実行すると以下のエラーが表示されます。
VS_Prerequisites_x64_jpn.msi は Visual Studio2010 Professional のiso ファイルをダウンロードした中の WCU\64bitPrereq にあります。
VS_Prerequisites_x64_jpn.msiを手動でインストールしてみます。しかし途中で何回かエラーコード 2908 が表示され最後に HRESULT : 0x80131700.が表示されます。
さらに、.NET Framework 4.0 が原因だという記事をみつけたのでとりあえずアンインストールするとエラー1603にかわります。
いろいろ悩んだあげくに、わかりました。
%windir%\system32\mscoree.dll が古いみたい。
右クリックしてバージョン情報を確認すると 2.xxxx でした。どうやらこれが古いらしいです。 .NET Framework 4.0 がインストール済みの環境ですと、4.xxx になるのが正しいらしい。ので、 以下のようにしたところうまく Visual Studio 2010 Professional がインストールできました。
- .NET Framework 4.0の再インスール後、PC再起動
念のため以下のKBもインストール
KB2478663
KB2416472
KB2518870 - しかし、まだ2.xxxxと 古い、再度、PC再起動–>まだ2.xxxxと古い
- 今度は、セーフモードでWindows2008 を再起動、今度は、mscoree.dll が 4.xxx になりました。理由はわからないが、とりあえずOKとしよう。
- Windows2008通常起動後、 VS_Prerequisites_x64_jpn.msi (英語: VS_Prerequisites_x64.msi )をインストールしてみると、エラーなく無事に終了。
- 再度 Microsoft Visual Studio 2010 Professionalをインストールしたところエラーなく完了