企業内でインプレース保持期間を定めている場合、
無期限ではなく、インプレースを保持する期間を限定することが可能です。
前回記載した通り、インプレース保持により、保存データ量が増えるほど、
インプレースの電子情報開示と保持の検索実行時に、時間が容量に比例して
長くかかることになります。
今回の操作は 「Powershell」を使用して、設定を行います。
インプレース保持のコンテンツ保持期間を設定する PowerShell コマンドレットは、
以下の通りです。
●既に存在する検索設定に対して、コンテンツの保持期間のみを設定する場合
以下の PowerShell コマンドレットを実行します。
[構文] Set-MailboxSearch “<インプレース保持名>” -ItemHoldPeriod <保持期間の日数>
[実行例] ※ Inplacehold という検索設定の、コンテンツ保持期間を 1,825 日とする例
Set-MailboxSearch “Inplacehold” -ItemHoldPeriod 1825
※ 実行結果は表示されずに完了する。
●新規検索設定作成の際にインプレース保持を有効にし、保持期間を入力する手順
[構文] New-MailboxSearch “<インプレース保持名>” -SourceMailboxes <検索対象メールボックス名> -InPlaceHoldEnabled $True -ItemHoldPeriod <保持期間の日数>
[実行例]
※ Inplacehold という検索設定を新規作成し、検索対象のメールボックスを
User01@contoso.com 、インプレース保持有効、コンテンツ保持期間を 1,825 日とする例
New-MailboxSearch “Inplacehold” -SourceMailboxes User01@contoso.com -InPlaceHoldEnabled $True -ItemHoldPeriod 1825
以上
2015年1月