インプレース情報開示の期限を定める。

この記事は約2分で読めます。

企業内でインプレース保持期間を定めている場合、

無期限ではなく、インプレースを保持する期間を限定することが可能です。

前回記載した通り、インプレース保持により、保存データ量が増えるほど、

インプレースの電子情報開示と保持の検索実行時に、時間が容量に比例して

長くかかることになります。

 

今回の操作は 「Powershell」を使用して、設定を行います。

インプレース保持のコンテンツ保持期間を設定する PowerShell コマンドレットは、

以下の通りです。

 

●既に存在する検索設定に対して、コンテンツの保持期間のみを設定する場合

以下の PowerShell コマンドレットを実行します。

[構文]   Set-MailboxSearch “<インプレース保持名>” -ItemHoldPeriod <保持期間の日数>

[実行例] ※ Inplacehold という検索設定の、コンテンツ保持期間を 1,825 日とする例

Set-MailboxSearch “Inplacehold” -ItemHoldPeriod 1825

 

※ 実行結果は表示されずに完了する。

 

 

●新規検索設定作成の際にインプレース保持を有効にし、保持期間を入力する手順

[構文]   New-MailboxSearch “<インプレース保持名>” -SourceMailboxes <検索対象メールボックス名> -InPlaceHoldEnabled $True -ItemHoldPeriod <保持期間の日数>

 

[実行例]

※ Inplacehold という検索設定を新規作成し、検索対象のメールボックスを

User01@contoso.com 、インプレース保持有効、コンテンツ保持期間を 1,825 日とする例

 

New-MailboxSearch “Inplacehold” -SourceMailboxes User01@contoso.com -InPlaceHoldEnabled $True -ItemHoldPeriod 1825

 

以上

 

2015年1月